先輩の声 2010年度新卒入社 生活支援員 玉利 奈沙さん

玉利 奈沙 (2010年入社)

大阪人間科学大学 健康心理学科
障害者支援施設 希望の家 グリーンホーム 生活支援員

セル相談支援方式

「グリーンホーム」で、重い障害を持つ方々の食事やトイレ、入浴、車いすの移動など生活全般の介護やリハビリ、創作活動の支援に携わっています。施設では、2~3名の利用者さんに対して一人の生活支援員が専任で就く「セル相談支援方式」を採用しているので、利用者さんとの結びつきはとても濃いものとなり、信頼関係も深まっていきます。また利用者さんやご家族様の意向を取り入れながら、健康管理や創作活動の希望など、一人ひとりに合わせた年間のケアプランを立てるのも大切な仕事です。職員や利用者さんが一丸となり、目標達成に向かって取り組んでいきます。目標があることで、施設での暮らしにハリが出て、利用者さんのイキイキとした笑顔が増えていくのを見るのもうれしいですね。

チューター制度

希望の家では、入社したばかりの新人に3~4年目の先輩職員が1年間、マンツーマンでサポートするチューター制度があります。新人の指導は全体で行っていきますが、ケアプランの作成や、困ったときの相談ができるようこの制度が採用されています。チューター役の先輩職員は、1年で新人を独り立ちさせられるよう責任を持って指導にあたりますので、新人だけでなく、お互いに成長することができる良い制度だと思います。

私も新人だった頃、何でも相談できる先輩職員は本当に心強い存在でした。先輩職員は自分の利用者さんに加え、私が担当する利用者さんにも同時に目を配りつつ、指導を行ってくださるのです。その頼もしい仕事ぶりは、今も判断に迷った時、一番の相談相手となっています。新人時代に教えていただいたことは、すべて私の糧となり、仕事にも活かされています。人としても尊敬できる先輩職員や上司は、仕事をする上での大きな目標です。そして自分がチューターとなった今、後輩を指導できるまでに育ててくださったたくさんの先輩方に感謝し、責任を持って後輩の指導にあたっています。

自分自身の仕事を見つめ直すきっかけになったこと

生活支援員としての業務以外に、さまざまな経験ができるのも希望の家の大きな魅力です。東北の震災では、希望の家にも派遣要請があり、困っている人の役に立ちたい一心で立候補しました。被災した岩手県の重度の身障者施設に1週間、プレハブで寝泊まりしながら、施設で暮らす障害者の方々の介護に携わりました。被災地では余震が続き、不安の連続でした。普段当たり前のことが当たり前でない現実を目の当たりにし、自分と自分の支援を見つめ直すきっかけにもなりました。また入社4年目には、施設交換研修制度に立候補し、奈良県の身障者施設の職員と3日間交換研修をするチャンスにも恵まれました。その他にも研修や施設見学など、希望の家では、若いうちからたくさんのことに挑戦でき、経験を積むことができるので、とても感謝しています。

利用者さんの感謝の言葉

上司には「職員同士がいつも明るい雰囲気でいるように心がけよう」と常日頃から言われています。ちょっとした人間関係の変化を察知するのは、実は利用者さんが一番敏感です。例えば職員がイライラしていると、利用者さん同士でケンカが起こったり、雰囲気が悪くなることもあるのです。また、職員が考え事をしていると「大丈夫?」「元気?」と言葉をかけて下さいます。仕事で行き詰まることがあっても、思いやりの言葉や、「ありがとう」、「おつかれさま」と感謝の気持ちを伝えてくださる利用者さんの存在は励みになり、気づきや成長の機会を与えてくれます。自分もこの気持ちを忘れないよう心がけ、言葉にして伝えるようにしています。

利用者さんはお客様ではなく、対等な人間として真剣に向き合うことを心がけ、時にはケンカもできるような信頼関係を築くことが目標でもあります。

福祉の仕事を目指す学生の皆さんへ一言

私が希望の家に入社したきっかけは「福祉の仕事をするなら希望の家」と大学のキャリアセンターから強く勧められたのがきっかけでした。多くの卒業生が長年活躍されていることも入社を決めた理由のひとつです。私はこれからも働きがいのある職場で、利用者の皆さんの満足度を高めるために、これから介護福祉士の資格取得や、希望の家が力を入れている音楽療法についても学んでいきたいと考えています。

希望の家は、向上心を持って仕事に取り組める環境が整っていると実感しています。皆さんも焦らずに自分に合った職場を探し、上手に就職活動を乗り切ってください。